PoEの仕組みとは
PoE(Power over Ethernet)とは、LANケーブルを通じてネットワーク機器に電力を供給できる技術のことです。通常のLANケーブル1本で「データ通信と電力供給を同時に行える」便利な仕組みなんです。
工場の生産ラインやオフィスビルでは、監視カメラやWi-Fiアクセスポイント、IPフォンなどの設置場所に電源コンセントがない場合でも、PoE対応のスイッチからLANケーブル1本を引くだけで機器を動かせます。これにより配線工事のコストと時間を大幅に削減できるのが大きなメリットです。
製造業では、工場内の各所に設置されたセンサーやIoT機器への電源供給にPoEが活用されています。例えば自動車部品工場では、生産ラインの状態監視カメラや温度センサーなどを電源工事なしで素早く設置でき、生産効率の向上と設備投資コストの削減に役立っています。
【監修者コメント】
メカサーチ編集部
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