作成日: 2025-05-09 | 更新日: 2025-05-17
CCDとは?CCDとCMOSの違いなどについて解説!

CCD

CCD とは

CCD

CCDは「Charge Coupled Device(電荷結合素子)」の略で、光を電気信号に変換するセンサー技術のことです。デジタルカメラやスマートフォンのカメラ、監視カメラなどに広く使われています。CCDは光の強さを正確に捉える能力が高く、「一度に多くの画素情報を高精度で処理できる」という特徴があります。

製造業では、製品の外観検査や寸法測定などの品質管理工程でCCDカメラが活躍しています。たとえば、電子部品の製造ラインでは、CCDを搭載した検査装置が微細なはんだ付けの不良や部品の位置ずれを自動で検出します。人間の目では見逃してしまうような小さな欠陥も高速で発見できるため、製品の品質向上とコスト削減に大きく貢献しています。最近では人工知能と組み合わせることで、さらに精度の高い検査が可能になってきました。

CCDとCMOSの違い

CCDとCMOSはデジタルカメラやスマートフォン、産業用カメラなどに使われる撮像素子の2つの主要な種類です。どちらも光を電気信号に変換する役割を持ちますが、仕組みが異なります。CCDは高画質で光の取り込みが優れていますが、消費電力が大きく製造コストも高め。一方、CMOSは「省電力で処理速度が速い」という特徴があり、最近のデジタル機器のほとんどに採用されています。


製造業では、製品の外観検査や寸法測定などの品質管理工程でこれらのセンサーが活躍しています。例えば、自動車部品の製造ラインでは、CMOSセンサーを搭載した高速カメラが微細な傷や欠陥を瞬時に検出し、不良品を自動的に排除します。処理速度の速さと低コストというCMOSの特性が、製造現場の効率化と品質向上に大きく貢献しているのです。

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【監修者コメント】

メカサーチ編集部

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